マスカラの効用
2週間のごぶさたでした。
3回めは、美容番長三原則の最後、マスカラになります。
聞いたことありませんか。
日本の女性はポーチに口紅を入れて持って歩くけど、欧米の女性は口紅よりマスカラを携帯している、って。
番長は欧米の女性にポーチのなかを見せてもらったことがないので真偽はわからないのですが、彫りのふかーい彼女たちは、マスカラをつけるだけできれいに見える、だから化粧直しもマスカラ中心ってことでしょうか。
うらやましいですね。
日本は、いにしへより紅中心の化粧文化だったということでもありましょう。
いわゆる顔平らなわたしたちとしては、頬紅、口紅は必需品。
だからといって、マスカラはいらないのではありません。
睫毛は強調するに越したことがないのです。
たとえばアニメの動物キャラ。
男の子と女の子がいるとすると、女の子のほうには必ず睫毛がパチパチついていませんか。
睫毛は女の子の記号です。
メイクをミニマムに済ませたい人、済ませたいとき、どちらも、マスカラは抜かずにおきましょう。
番長は奥二重で、かつてはマスカラはぜーんぶ下瞼についてしまっていました。
だから買ったのは2回くらいでした。
それが10年近く前、フィルムタイプのマスカラというものを知り、これならパンダにならない!とまるでキャッチフレーズのように喜んではまったのです。
外資ブランドではランコムが最初で、それからクリニーク、ディオール、シャネル、とつぎつぎフィルムタイプを発売していき、番長も追いかけました。
ランコムはさすがの老舗でブラシが使いやすい、クリニークはブラシが細くて小さいので小さい目の番長向き、ディオールはネイビーカラーがシック、シャネルは黒が綺麗、とそれぞれに特長がありました。
そして3年ほど前にシスレーと出会いました。
色物がみんな肌に優しく、スキンケア効果も兼ね備えているのがすばらしい。
じつは、シスレーのマスカラはフィルムタイプではありません。
でも、下瞼につかず、そのうえ、睫毛を育ててくれるのです。
使いはじめて、睫毛が濃く、長くなりました。
小さ目番長は、睫毛の隙間を内側からアイライナーで埋めるのですが、最近はその必要がほとんどありません。
ビューラーは使わず、マスカラで持ち上げるだけで、小さ目なりにぱちっと明るい感じになります。
マスカラをつけるとわかることですが、睫毛の先端がおじぎして瞳にかぶさっている状態と、先端が上がってまぶたの縁より上にくりっと巻き上がっている状態とでは、表情がまったく違います。
元気ならいいというものではないのかも知れませんが、番長は人には元気な顔を見て欲しいほうです。
その人に会えてうれしい、という気持ちは細部に宿る。
だから睫毛の先をくりっと持ち上げたいのです。