ポイントメイクはチークから
第2回は、チークの必要性について書きます。
美容番長三原則は「チーク・口紅・マスカラ」。
話の順序としては、前回口紅から始めましたが、実際につける順番はこの通り、チークが最初です。
これは以前BOBBI BROWNのカウンターで教えてもらった「元気な顔になってオーバーメイクにならない」メソッドによっています。
つまり、最初にチークをつけることで血色をよくし、その状態を自分で見ながら口紅をつけることでつけすぎを防ぐわけです。
アイメイクが口紅の後になるのも同じ理由。
チークと口紅で元気よく健康的になった顔を見ながらアイメイクをすると、きょうの自分の顔のバランスを感じながら、すっきりと仕上げることができます。
いわゆる美人メイクを目指すのではなく、自分自身の顔を感じよく健康的にしようというのが、BOBBI BROWNさんの主張であり、美容番長も賛同するところです。
ここで質問。
チーク、つけていますか。
番長の周りには、口紅をつけ直さない人が多数いるのと同様、チークもつけていない人をよく見かけます。
チークは若い女の子だけのもの、と思っているからだとしたら、悲しいことです。
あるいは、おばさんが無理して若作りしているように見えると思っているとしても、悲しいことです。
チークには、肌の色と口紅の間をつないで調和させる役割があります。
何歳の女性のメイクにも必要なのが生命感と品格。
チークと口紅の調和がそれをもたらすのです。
顔全体がぽおっと灯ったようになり、優しさが生まれます。
つける位置は、番長推奨は高め、小さめ、内側寄り、です。
形は横楕円で、笑っていちばん高くなるところより、ちょっとだけ上に中心を持ってきます。
はにかんだ笑顔のイメージです。
色は、自分の血色に合わせることが基本。
人指し指から小指までをもう片方の手で握って、指先の赤みを濃くしてみてください。
化粧品売り場のチークの見本の上でそれをして、いちばん近い色を選ぶと外れません。
固形のままだとたとえば梅干しみたいな色なのに、実際つけるとほわっとかわいらしくなるのも見物です。