メイクすることの意味
ノーメイク派の友人と、デパート遊びの最後にコスメカウンターに立ち寄りました。
最近知った「美容液成分を焼いて作った」というルースパウダーの話をしたら、興味を持ってくれたので。
BAさんは彼女の肌に乳液と下地を塗ってから、そのパウダーをひとはたき。
おお!
本人よりも横で見ていたわたしが驚きました。
なんて品のいい!
チークも軽くはくと、さらにノーブル!
彼女はもともと品のある人です。
ない袖が振れないように、ない品は出せない。
パウダーをはたいてなにかを隠したのではなくて、パウダーをはたいたことで隠れていた彼女が現れたのです。
わたしは、メイクをすることの意味を新しく知りました。
それは、自分自身を尊重し、敬意を払う、ということではないかと。
彼女が試したように、ほんの軽くでいいのです。
肌の状態を整えるための保湿をし、色味を均質にするための下地をつけ、乾きにくいパウダーをはたく。
それだけで、顔の印象が柔らかになり、品のよさが生まれます。
そうすると、その人自身が現れ、その人ならではの美しさも現れるのです。
そんなにも美しくなれる自分をほうっておいたり、美しくなんてなれっこないと思ったりするのは、自分に対して失礼というものではないでしょうか。
女優さんのように美しくはなれっこない、という意見はわからなくもないですが、そんなつまらない比較のために、自分を疎かにするのはもったいなさすぎます。
どうか、おっくうがらずに、ミニマムでいいですからスキンケアとメイクアップを。
あなたの「美」になり代わりお願いする次第です。